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「抑止力」論に挑む照屋寛徳議員の質問主意書

鳩山前首相が「学んだ」末にたどり着いた「抑止力」論に真っ向から挑む
照屋寛徳議員の質問主意書。果たして8日に答弁書は出たのか?その内容
は? 極めて注目すべき動きですので関連記事をご紹介します。

<毎日jp/2010年6月8日>
発信箱:再び抑止力=三森輝久(西部報道部)

 …………………………………………………………………………

 <発信箱:三森輝久(西部報道部)>

再び抑止力       [2010年6月8日 毎日新聞]

 菅政権はどう答えるだろう。鳩山由紀夫前首相が自ら辞任理由に挙げた
米軍普天間飛行場の移設だ。
 鳩山氏は「学べば学ぶにつけて」米軍の抑止力を重要と判断し、沖縄県
内移設へと回帰した。これに反発した沖縄選出の社民党国対委員長、照屋
寛徳氏が、鳩山氏の「抑止力」が具体的に何を意味し、県内移設でなけれ
ば抑止力が維持できないとする理由を質問主意書でただした。政府側が答
弁書提出の予定を5月21日から1週間延ばしたことは5月25日付のこの欄で
書いた。

 照屋氏側によると、政府は28日になっても答弁書を出せず、再延長は過
去に例がないとして主意書の再提出を求めたという。辺野古移設を巡って
福島瑞穂・社民党党首が消費者・少子化担当相を罷免された日。ドタバタ
もあって、照屋氏はやむなく再提出に応じ、答弁書は今月8日に出ること
になった。鳩山政権は答弁書を出さないまま自壊したが、質問主意書は生
きている。

 政府が答弁に困っているのは、問いが具体的だからだろう。照屋氏は在
沖海兵隊が遠征する場合、長崎県・佐世保港に配備された米海軍揚陸艦部
隊と行動をともにする点に注目し(1)海兵隊が必ずしも沖縄に駐留する
必要はないのではないか(2)海兵隊の一体運用が不可欠なら、在沖海兵
隊の県外移転を検討したのか(3)台湾や北朝鮮有事などの場合、揚陸艦
部隊とは別に在沖海兵隊単独で行動するかもしれないが、出動目的は部隊
規模や作戦能力から考えて米国人の保護救出にあり、日本の安全を守る抑
止力とは関係ないのではないか――を聞いている。
 かつて普天間問題を解けない「4元方程式」と言った理系の菅直人首相。
早々と日米合意踏襲を明言したが、辺野古移設の理由をどう説くか。大ざ
っぱにしか言わなかった鳩山氏も理系だったが。
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by nonukusandmd | 2010-06-09 00:16 | 在日米軍・日米安保

6・6イスラエル大使館抗議行動の報告

6月6日(日)午後に東京・イスラエル大使館前で行われたガザ支援船襲撃
・虐殺抗議行動に参加しましたのでご報告します。

緊急の呼びかけでしたが、日差しが照りつける中、約80人が参加しました。
在日アラブ人を含む参加者の発言に加え、日本語、アラビア語、ヘブライ
語による抗議のシュプレヒコール(後に貼り付け)、「シャローム」(パ
レスチナ&イスラエル民謡)の替え歌もありました。「衝突」や「暴力の
連鎖」といった全く筋違いの表現による外務報道官声明(兒玉和夫報道官)
を出したり、国連人権理事会の国際調査団派遣を求める決議に棄権するな
ど、イスラエルの暴力に毅然とした姿勢をとらない日本政府への批判も多
く出されました。

驚くべきことにイスラエル大使館には、以前はあった郵便ポストが撤去さ
れていました。要請書の投函さえ拒否する傲慢な姿勢は、イスラエルの
「暴力を求めて孤立を辞さない」あり方を象徴しています。要請書(下に
貼り付け)は仕方なく郵送で大使館あてに送られました。取材要請が遅れ
たとはいえ、マスメディアの取材がなかったのは残念でした。拙い報告で
すが、多くの方に伝えていただけるとありがたいです。外相・外務省はじ
め日本政府への働きかけも重要です。今後も個人で、地域で、グループで
できることを取り組んでいきましょう。 【転送・転載歓迎】

[参照」

◆大木晴子のページ「明日も晴れ」(2010年6月7日)
<6・6イスラエル大使館行動…80人で声をあげてきました!>
http://seiko-jiro.net/modules/newbb/viewtopic.php?viewmode=flat&topic_id=1485&forum=1
↑行動を伝える多くのカラフルな写真が掲載されています。

◆虹とモンスーン(2010年6月7日)
[報告]ガザ支援船へのイスラエル軍の襲撃・虐殺糾弾 封鎖・占領を
    やめろ!6・6イスラエル大使館抗議行動
http://solidarity.blog.shinobi.jp/Date/20100607/1/
↑アラビア語のシュプレヒコールや、ジョニーHさんによる「シャローム」
の替え歌「レイチェル・コリー号のために」の様子を伝える動画もあり。

◆無惨極まる、日本政府・外務報道官の談話(パレスチナ情報センター)
http://palestine-heiwa.org/news/201006020206.htm

……………………………………[要請書]……………………………………

駐日イスラエル大使  ニシム・ベンシトリット 殿
ガザ支援船団襲撃と乗船者の殺害に抗議し、ガザ封鎖解除を求める要請書

 本日私たちは、5月31日のガザ沖公海上で行なわれた、イスラエル軍に
よるガザ支援船団「ガザ自由船団」への襲撃と乗船者の殺害に抗議の意を
表明するためにここに集まりました。
 まずもって私たちは、3年にわたるイスラエルのガザ完全封鎖によって、
ガザ住民がかつてない困窮状態と絶望のなかでの暮らしを強いられている
ことを訴えたいと思います。
 環境状態の悪化、食料の不足や不衛生な水のため、ガザ住民、とりわけ
子どもたちの健康は危機的な状態にあります。医療器具や医薬品が不足す
る一方、国外での治療の道は限りなく制限され、今年5月末の時点で、封
鎖によって治療の道を断たれたために亡くなった人びとは372人に上って
いると伝えられています。物資搬入のためのやむを得ない手段として掘ら
れた地下トンネルの中でも、事故、さらにはイスラエルおよびエジプトの
攻撃によって、これまでに52人が死亡しています。イスラエル軍がガザを
滅茶苦茶に破壊しながら1400名以上を殺害した一昨年の攻撃の被害は、回
復はおろか、物資搬入の甚だしい制限の結果、そのまま延々と長引かされ
ているのです。
 こうした悲惨極まりない状況を生みだしているのは、他でもなくあなた
方の国イスラエルです。1967年以来パレスチナの占領を続け、87年のイン
ティファーダ以降断続的にガザを封鎖した挙句、ハマースの統治開始を口
実に完全封鎖という暴挙に至りました。イスラエルがハマース政府をどの
ように定義しようと、150万人もの住民全体を集団拷問にかけ続けるよう
なやり方が許されるはずがありません。
 ガザに対して救援物資を送り届ける今回の「ガザ自由船団」の取り組み
は、イスラエルの政策によって日々悪化するガザの状況に対し、少しでも
物質的な支援を行ない、同時に国際社会からの連帯を示して住民を励まそ
うとする試みでした。公海上でヘリコプターから武装兵が降下して急襲し、
少なくとも9名を殺害、数十名を負傷させたことに対し、イスラエル政府
は「鉄の棒や刃物をもって待ち受けていた活動家に対する正当防衛」とい
う、冗談のような説明を行なっています。
 至近距離から頭部を狙ったとされる発砲や、イスラエルのアラブ人指導
者であるラーイド師を殺害したとの誤報を国内向けに早々と流したことは、
当初からの暗殺計画の存在さえ疑わせます。いずれにせよイスラエルの暴
力的な政策が、国際法や国際社会からの非難といったものをまったく顧み
ない、見境のない段階に入っていることは明らかです。ミギロ国連副事務
総長が述べたとおり、無益で容認し難いガザ封鎖への解除要請にイスラエ
ルが応じていれば、ガザ支援船団の活動自体、そもそも必要のなかったこ
とのはずです。
 私たちは、イスラエルがこのようになりふり構わぬ政策を続け、国際社
会からいっそう孤立することで、たがを外し、さらに見境のない暴力を行
使してゆくことになるのを心から懸念します。イスラエルがこのような政
策を取り続ける限り抵抗は止むことはなく、終わりはありません。それは
すでにあなた方にも分かっていることのはずです。
 まずは即刻・無条件にガザ封鎖を解いて下さい。東エルサレムでの入植
地の建設を凍結し、パレスチナ人の土地収用と家屋破壊、国外追放を止め
て下さい。そしてヨルダン川西岸地区全域にわたる分離壁を撤去して下さ
い。占領続行をあきらめ、中東地域の隣人と共存する道を、本気で模索し
て下さい。
 私たちの声を本国イスラエル政府に伝えて下さるよう、ここに要請致し
ます。

2010年6月6日

ガザ支援船団襲撃と乗船者の殺害に抗議し、ガザ封鎖解除を求める
6・6行動参加者一同

………………………………………………………………………………………

◆アラビア語のコール

カッフィー カッフィー イフティーラール(占領やめろ) 

カッフィー カッフィー ヒサール ガッザ(ガザ包囲やめろ)

カッフィー カッフィー ジダール ルフォスル(分離壁はもういらない)

カッフィー カッフィー マジュザラ(虐殺はもううんざり)

カッフィー カッフィー イスティーターン(入植はもうダメ)

カッフィー カッフィー ウンスーリーヤ(人種差別はもうたくさん)

◆ヘブライ語のコール

ダイレ キブーシュ(占領やめろ)

ダイレ マツォール(封鎖やめろ)

ダイレ ホマー(壁はいらない)

ダイレ ハバラー(破壊はもううんざり)

ダイレ デヴァハ(虐殺はもうたくさんだ!)

ダイレ イシューヴ(入植地No!)

ダイレ ギズアノート(人種差別No!)
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by nonukusandmd | 2010-06-07 19:32 | イスラエル・パレスチナ関連

「ガザ自由船団」レイチェル・コリー号がイスラエルにより拿捕

イスラエル軍が再びガザへの人道支援船を強制的に拿捕しました。阪口
エキンさんによる訳文を転送します。本日6日(日)に行われる東京・
京都での行動にぜひご参加ください![転送・転載歓迎]

★イスラエルによる「ガザ自由船団」への襲撃・虐殺を許すな! 
 ガザへの封鎖をただちに解除せよ!
 6・6イスラエル大使館行動

 6月6日(日) 午後2時
 集合場所:東京メトロ有楽町線「麹町」駅、日本テレビ方面改札口
 連絡先:新しい反安保行動をつくる実行委員会、国富建治(090-1705-1297)

★「ガザ自由船団」に対するイスラエルの虐殺行為に
抗議する緊急行動@京都

 6月6日(日)18:00~約1時間ほど
 場所:三条大橋上(京阪「三条」駅下車すぐ)
呼びかけ:さぼてん企画、つばめクラブ
 連絡先:090-9981-6608(さぼてん企画)

…………………………………………………………………………………

<転載・転送歓迎>

遅くなりましたが、フリーガザ緊急発表の訳文を送ります。

阪口

イスラエル軍がガザへの支援船を拿捕―――再び詳細な情報については下記に連絡ください。

フリー・ガザ・キプロス島  Greta Berlin or Mary Hughes
tel: +357 99 187275 or +357 96 383 809,

フリーガザ・アイルランド Niamh Moloughney
tel: +353 (0)85 7747257 or +353 (0)91 472279,

ペルダナ国際平和協会 マレーシア: Ram Karthigasu
tel: +60 1222 70159,

unharmed. 今朝9時前、イスラエル軍は強制的に、包囲されているガザ地
区へ1000トンを医療品や建築資材を運搬中のアイルランド人所有の人道
支援船レイチェル・コリー号を拿捕した。一週間さえ経過しないうちに、イス
ラエル海軍特殊部隊は非武装の救援物資船を襲撃し、残虐にも乗船員を
人質として、船を南イスラエル・アシュドッドへと曳航{えいこう}しています。
イスラエルによる攻撃により死傷者が出たか否かについての詳細は確認
できていませんが、負傷者はいない模様です。

コリー号には、アイルランドとマレーシア人が多数を占める、5カ国からの
乗船者11名、クルー9名が乗船していました。乗船者にはノーベル平和賞
受賞者のマイリード・マグアイヤーさん、マレーシア国会議員のモハメッド・
二ザール・ザカリアさんや元国連事務総長補佐官のデニス・ハリデイさん
も含まれています。今週の月曜日には、トルコの支援船“マヴィ・マルマラ”
号と他の5艘の非武装の船がガザへの資材を搬送中、イスラエル特殊部
隊により襲撃され、9名の人権活動家たちが殺されました。イスラエルに人
質として連行される前に、アイルランド人のフリー・ガザ・ムーブメントのコ
ーディネーター、デレク・グラハムさんは、“今週始めに、マヴィ・マルマラ号
に何が起こったにせよ、私たちは恐れはしない”と表明しました。

1200トンの貨物船はマレーシア元首相でペルダナ国際平和協会議長マ
ハティールさんが設立した特別基金により購入されました。船名は、2003
年にガザ地区でイスラエル軍用ブルドーザーにひき殺されたアメリカ人人
権活動家からつけられています。救援物資には、多くの医療品やセメント
などの他に、ノルウェーの人々から国連により運営されている学校への紙
類の寄付が含まれています。

デニス・ハリデイさんによれば“私たちは、ガザを目指すここに残された最
後の船であり、資材をガザに届ける覚悟を決めた”と言う。コリー号は、先
週末の故障により脱落を余儀なくされるまでは、“自由船団”と名づけられ
た、40カ国の協力によりイスラエルによる違法なガザの完全封鎖を打ち
破るために結成されたガザ支援船団の一隻でした。

コリー号への攻撃はイスラエルとアイルランドとの外交問題を引き起こす
でしょう。アイルランド政府はガザへの入港をイスラエルが認めるように
公式に要請していました。6月1日には、アイルランド議会で、全党派一
致で、民間支援船へのイスラエルによる武力行使への非難とガザ地区
への違法封鎖の解除を求める決議が可決されています。

ノーベル賞受賞者マイリード・マグワイヤーさんは、イスラエルの残虐な
封鎖を終結させるための今回のアイルランド人とマレーシア人共同行動
の望みについて、次のような言葉により要約されています。“私たちはガ
ザの人々の勇気と愛に触発され、苦しみの最中にあってさえ私たちを喜
びとともに歓迎しようとしてくれる事実が、私たちに望みを与えてくれます。
今回の旅もイスラエルによる犯罪的な封鎖と違法なる占領を強調してい
ます。世界市民の行動の力によって、すべての人々の意識の目覚めに
期待します“

コリー号の乗船者は以下の通りです。(クルーを除く)
Ahmed Faizal bin Azumu 人権活動家 マレーシア
Matthias Chang, 弁護士、作家、人権活動家 マレーシア
Derek Grahamフリー・ガザ アイルランド
Jenny Graham フリー・ガザ アイルランド
Denis Halliday 元国連事務総長補佐官 アイルランド
Mohd Jufri Bin Mohd Judin ジャーナリスト アイルランド
Shamsul Akmar Musa Kamal, PGPO ペルダナ国際平和協会代表者 マレーシア
Mairead Maguire, ノーベル平和賞受賞者 アイルランド
Abdul Halim Bin Mohamed, ジャーナリスト マレーシア
Fiona Thompson, 映像作家 アイルランド
The Hon. Mohd Nizar Zakaria, 国会議員 マレーシア

(訳文 阪口 エキン)
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by nonukusandmd | 2010-06-06 00:14 | イスラエル・パレスチナ関連

6・6イスラエル大使館抗議行動の呼びかけ

6月6日(日)のイスラエル大使館行動の呼びかけです。抗議文やプラカード
など持参歓迎です。ぜひ多くの人に広めてください。お知り合いの記者の方な
どにも伝えてください。よろしくお願いします。

……………………… 転送・転載歓迎 ………………………

イスラエルによる「ガザ自由船団」への襲撃・虐殺を許すな! 
ガザへの封鎖をただちに解除せよ!
6・6イスラエル大使館行動の呼びかけ(仮称)

5月31日、イスラエルの封鎖による「人道的危機」に直面しているガザの
人々を救援する物資を満載して、地中海を航行中の「ガザ自由船団」に対
してイスラエル軍の特殊部隊が公海上で襲撃し、9人ともそれ以上とも言
われる人々が射殺される、という許しがたい事件が起こりました。

このイスラエルの国際法違反の暴挙は、2008~9年のガザへの無差別
爆撃による市民の大量虐殺に続くものであり、こうした戦争犯罪を「不処罰」
のままにしておくことはできません。

すでに全世界で激しい抗議の声が上がっています。私たちはイスラエルの
殺人行為のエスカレートを阻止し、不法な占領・封鎖をやめさせるために
イスラエル政府への抗議と、パレスチナの人々との連帯を表明したいと思
います。

そこでとりあえず、6月6日(日)にイスラエル大使館行動を呼びかけます。
この行動は、準備期間の制約もあるので、とりあえず行動の趣旨を共有
する個人が結集し、現場での合意に基づいて取り組みの細部を決める、
という形にしたいと思います。皆さん、ぜひ参加してください。

日時:6月6日(日) 午後2時

集合場所:東京メトロ有楽町線「麹町」駅、日本テレビ方面改札口

連絡先:新しい反安保行動をつくる実行委員会、国富建治
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by nonukusandmd | 2010-06-04 06:23 | イスラエル・パレスチナ関連

人道支援船襲撃と虐殺に関するリチャード・フォークの呼びかけ

「ならず者国家」イスラエルによる人道支援船の襲撃と虐殺。この事件に
関するリチャード・フォーク(占領下パレスチナに対する国連特別報告者)
の呼びかけを益岡賢さんが翻訳紹介されています。ご本人の確認を得まし
たので下に貼り付けます。国連人権理事会は6月2日、真相究明のために独
立調査団を派遣するという決議を賛成多数で採択しましたが、米国、イタ
リア、オランダが反対、日本政府は英国、フランス、韓国などとともに棄
権しました。緊急に行動すべきだというリチャード・フォークの呼びかけ
は、当然ながら日本に暮らす私たちにも向けられています。「モーニング
コール」をしっかりと聞き取り目を覚ます時です。出典URLには、リチ
ャード・フォークに加えて、マージョリー・コーン(国際民主法律家協会)
のコメント等も紹介されていますので、ぜひご覧ください。[転送・転載歓迎]

【出典URL】

 ◇益岡賢のページ
  http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/

 ◇「みんなの翻訳」
  http://trans-aid.jp/viewer/?id=10777&lang=ja

………………………………………………………………………………………

[イスラエルによる人道活動船団襲撃と虐殺 2010年6月1日]

「関与した者たちは刑事責任を問われなくてはならない」

リチャード・フォーク

(ZNet原文 2010年6月1日火曜日)

この事件はイスラエルに加担する国際社会に対するモーニングコールであ
る。緊急に行うべき政治的課題が3つある。イスラエルの攻撃を非難する
とともにイスラエルによるガザ封鎖の即時解除を求めしかるべく国連安保
理が決議を行うこと、国際刑事裁判所によるイスラエルに対する戦争犯罪
容疑の正式な調査を開始すること、パレスチナの領土に対するイスラエル
の占領政策を対象に広がっている世界的なボイコットと投資の撤収、経済
制裁キャンペーンをできる限り広い範囲で支持し強化すること。

ジュネーヴ:パレスチナ占領地に対する国連特別報告者リチャード・フォ
ークは5月31日月曜日、国際社会に対して、イスラエルの武装奇襲隊がガ
ザに援助を運ぶ船団を襲撃し非武装の平和活動家約16人を殺害したことに
関与した者たちを裁くよう力説した。

「イスラエルは、海洋法により航行の自由を有する公海上にあった船団の
非武装文民に対して致死的兵器を使うという恐ろしい行為により有罪であ
る」とフォーク氏は言う。「無法の殺人行為に責任を負うイスラエル人は、
命令を発した政治指導者も含め、その不法行為に対する刑事責任を取らせ
ることが不可欠である」。

ガザの文民に対して医薬品や食料、建築資材1万トンを運んでいた6隻から
なる「自由船団」を公海上で妨害し乗員を死に至らしめたとの報告は事実
の確認がなされた。予備的な報告によると、殺された非武装の平和活動家
は16名にのぼり、数十人が負傷した。

「50カ国の市民によるこの平和的な人道援助の取り組みは、イスラエルが
3年近く不法に続けている封鎖に対する緊急の対応であった。イスラエル
による封鎖でガザに閉じ込められた150万人の人々全員が多大な身体的及
び精神的被害を被っている」。国連の独立専門家フォークはこのように語
る。「かくも大規模な集団的懲罰は人道に対する罪であり、集団的懲罰を
禁ずるジュネーヴ第4条約第33条に対する重大な違反である」。

「占領下パレスチナに対する特別報告者としてガザ住民の苦しみを身近で
知る私は、イスラエル軍による今回の不法行為は地域的及び世界的な緊急
事態を引き起こすものであると考える。イスラエルのガザに対する行為に
抗議する迅速かつ決定的な行動を起こさない限り、包囲されたコミュニテ
ィ全体の生存を危険に陥れているこの犯罪政策に対して私たち全員が加担
することになるだろう」。

フォーク氏は国際社会に向けて「イスラエルによるこの国際法への許しが
たい侮蔑に対して緊急の行動を取る」よう強く呼びかけた。「ガザ封鎖解
除を強く主張すべきときである。イスラエルに対するボイコット、投資撤
収及び経済制裁を世界規模で進めることは道徳的及び政治的な緊急課題で、
世界のあらゆるところでそれを支持し強化する必要がある」。

リチャード・フォークはプリンストン大学の国際法学名誉教授で『Crimes
of War: Iraq』、『The Costs of War: International Law, the UN, and
World Order after Iraq』の著者。現在はパレスチナの国連特別報告者。
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by nonukusandmd | 2010-06-04 00:16 | イスラエル・パレスチナ関連

今回の事件に関してウリ・アヴネリから

野間伸次さん(イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ自治政府CAP
(国別行動)担当(社)アムネスティ・インターナショナル日本)が訳され
たイスラエルの平和団体「グッシュ・シャローム」のプレス・リリースを転
送します。ウリ・アヴネリさんのメッセージです。野間さんからはアムネス
ティによる以下の案内も出されていますので付け加えます。[転送・転載歓迎]

アムネスティ・インターナショナルからのプレス・レリース
「イスラエルによるガザ支援船の活動家殺害の調査を求める」
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=800&sel_lang=japanese

アムネスティの呼びかけるアクション
<ガザ封鎖を解除するために>
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2933

………………………………………………………………………………………

プレス・レリース(2010年5月31日)

ウリ・アヴネリ:今夜、イスラエル政府とイスラエル国防軍司令官の命令
によって海上で犯罪が行なわれた。援助船への戦争のような攻撃と平和活
動家及び人道支援活動家たちに対する致死的な銃撃、あらゆる安全許容限
界線を越えた政府のみができるクレイジーな出来事だ。


「あらゆる抑制と現実へのあらゆるつながりを失ったクレイジーな政府の
みが次のようなことができうる。つまり、世界中からの人道支援物資と平
和活動家たちを乗せた船を敵と見なし、大部隊を公海上に送り、彼らを襲
って銃撃し殺すということ。政府と軍の報道官が持ち出す嘘と言い訳を信
じる者は世界に誰もいないだろう」とイスラエルの元国会議員であるグッ
シュ・シャローム運動のウリ・アヴネリは述べた。グッシュ・シャローム
の活動家たちは他の組織の活動家たちと共に11時にテルアビヴを出発して、
国際平和活動家たちが連行された拘置施設の前で抗議をする予定である。

キプロスにある船団組織者たちのスポークスウーマンであるグレタ・バー
リンはグッシュ・シャロームに対して、イスラエルの奇襲隊員たちはヘリ
コプターで船に降り、直ちに発砲したと述べた。

今日はイスラエル国家にとって不名誉な日である。何の責任もなく引き金
を引きたがる一団に将来を託したことをわれわれが気づいた不安の日であ
る。今日は限りない不名誉と狂気と愚かさの日、イスラエル政府が世界に
おける国の名を汚すことを好んだ日だ。加えて既に悪くなっているイスラ
エルの国際的なイメージに攻撃性と野蛮さという説得力のある証拠を加え、
わずかに残る友人たちを失望させ遠ざけることとなった。

いかにも本日、挑発はガザの沖で起きた。しかし、挑発者たちはパレスチ
ナ人たちによって招かれガザに行こうとしていた平和活動家たちではない。
挑発はイスラエル政府の命令で動いた海軍船舶の隊員たちによって行なわ
れ、援助船をブロックし致死的な武力を行使した。

住民たちを大いに苦しめているガザ地区の封鎖を解除する時だ。本日、イ
スラエル政府は自らの手で顔につけたマスクを引き裂き、イスラエルがガ
ザから「撤退」しなかった事実をさらした。ガザからの本当の撤退は、ガ
ザへのアクセスを遮断したり、兵士を送ってそこへ行こうとする人々を銃
撃し殺傷することと両立しない。

イスラエル国家は17年前、オスロ合意で、パレスチナ人たちが自らの経済
を自由に発展させるために輸出入ができるよう、外洋航海船が寄港できる
ガザでの港の設立を可能にし奨励することを約束した。この約束に気づき、
ガザの港を開ける時だ。アシュドッドやハイファの港のように、ガザの港
が自由に邪魔されない移動のために開かれて初めて、イスラエルは本当に
ガザ地区から撤退したといえるだろう。それまで世界は、実際にそうだが、
ガザ地区をイスラエルの占領下にあると考え、イスラエルにはそこに住む
人々の運命に責任があると思いつづけるだろう。

(訳:野間伸次さん)


Press Release 05/31/2010

Uri Avnery: this night a crime was perpetrated in the middle of the sea, by
order of the government of Israel and the IDF Command
A warlike attack against aid ships and deadly shooting at peace and
humanitarian aid activists
It is a crazy thing that only a government that crossed all red lines can do

"Only a crazy government that has lost all restraint and all connection to
reality could something like that - consider ships carrying humanitarian aid
and peace activists from around the world as an enemy and send massive
military force to international waters to attack them, shoot and kill.
"Noone in the world will believe the lies and excuses which the government
and army spokesmen come up with," said former Knesset member Uri Avnery of
the Gush Shalom movement. Gush Shalom activists together with activists of
other organizations are to depart at 11:00 from Tel Aviv to protest in front
of the prepared detention facility where the international peace activists
will be brought.
Greta Berlin, the spokeswoman for the flotilla organizers located in Cyprus,
told Gush Shalom activists that the Israeli commandos landed by helicopter
on the boats and immediately opened fire.

This is a day of disgrace to the State of Israel, a day of anxiety in which
we discover that our future was entrusted to a bunch of trigger-happy people
without any responsibility. This day is a day of disgrace and madness and
stupidity without limit, the day the Israeli government took care to blacken
the name of the country in the world, adding convincing evidence of
aggressiveness and brutality to Israel's already bad international image,
discouraging and distancing the few remaining friends.

Indeed, today a provocation took place off the coast of Gaza - but the
provocateurs were not the peace activists invited by the Palestinians and
seeking to reach Gaza. The provocation was carried out by Navy ships
commandos at the bidding of the Israeli government, blocking the way of the
aid boats and using deadly force.

It is time to lift the siege on the Gaza Strip, which causes severe
suffering to its residents. Today the Israeli government ripped the mask of
its face with its own hands and exposed the fact that Israel did not
"disengage" from Gaza. Real disengagement from the area does not go together
with blocking the access to it or sending soldiers to shoot and kill and
wound those who try to get there.

The State of Israel promised in the Oslo Accords 17 years ago to enable and
encourage the establishment of a deep water port in Gaza, through which
Palestinians could import and export freely to develop their economy. It's
time to realize this commitment and open the Port of Gaza. Only after the
Gaza port will be open to free and undisturbed movement, just like the
Ashdod and Haifa ports, will Israel really have disengaged from the Gaza
Strip. Until then, the world will continue - and rightly so - to consider
the Gaza Strip under Israeli occupation and the State of Israel as
responsible for the fate of the people living there.

Contact: Uri Avnery 0505-306449
Adam Keller, Gush Shalom spokesman 03-5565804 or 054-2340749
Coalition Against the Siege Yacov - 050-5733276, 09-7670801,
Sebastian -050-6846056
Greta Berlin spokeswoman for flotilla organizers
35799187275
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by nonukusandmd | 2010-06-01 20:29 | イスラエル・パレスチナ関連

清末愛砂さん「イスラエル軍によるガザ・フリーダム運動への攻撃から考えること」

清末愛砂さんからのメールをご本人の確認を得ましたので転送します。
なお、文中の「シャヒード」とは、「自らが信じる祖国や思想などの大義
のために身を犠牲にした者」という意味だそうです。それぞれができる
形で抗議の意思表示を行っていきましょう。こうした犯罪を絶対に野放
しにさせるわけにはいきません。

………………………転送・転載歓迎…………………………

友人のみなさま

こんにちは
清末愛砂@島根です。

すでにニュース等で耳にされておられる方もいるかもしれません。
本日の未明、ガザ包囲に反対し、ガザ住民へ支援物資を運んで
いたガザ・フリーダム運動の6艘の船(世界中の市民活動家約600人
が乗船。1万トンの支援物資を運ぶ途中)が、イスラエル軍(海軍)
に襲われました(公海上)。複数のニュースによると、10人以上
の市民活動家が殺され、60人以上が負傷している模様です。
フリーダム・ガザ運動は今回、アイルランドから船を出し、その後、
ギリシャとトルコで他のフリーダム・ガザ運動の船と合流し、ガザに
向かう途中でした。陸から64キロ離れた地点で起きたようです。
亡くなった心ある、勇気あるシャヒードを心から追悼したいと思います。

イスラエルによる厳しい封鎖により、ガザには正式なルートでは
物資が入らず(トンネル経済が動いていること自体、その異常性を
示している)、また、人がガザを出入りすることも厳しく制限されて
います。2008年年末から2009年初頭にかけてのガザに対する
攻撃から約1年半。ガザはいまだに封鎖され、人々は窒息状態にあり
ます。世界がこのような状況を許しているなかで。90%にものぼる
ガザ住民が貧困線以下の生活を強いられ(それはあまりにも屈辱的な
こと)、国際機関からの援助に頼らずには(その物資にも大幅な制限が
かけられている)生活が成り立たないなかで、フリーダム・ガザ運動は
物資を届けようとしたのです。

5月26日にもガザでイスラエル軍による空爆がありました。ガザでは、
散発的にイスラエルが軍事攻撃をかけています。封鎖した上に攻撃をする
という信じがたい卑劣な行為を繰り返しているのです。今にいたっても。

ガザだけではありません。ヨルダン川西岸地区も壁や入植地やユダヤ人
専用道路や検問所や道路ブロックやトンネルにより、小さく小さく分断
され、人々はその分断された中で生きることを余儀なくされているのです。
ヨルダン川西岸地区内のヨルダン渓谷は、95%にも及ぶ土地を完全に
イスラエルの支配下に置かれているのです。西岸には完全にアパルトヘイト
体制が確立されたといっても過言ではない状態です。渓谷の住民たちは
家を破壊され、土地を奪われ、水源を奪われ、テントや小屋ですら壊されて
いる状態におかれているのです。

イスラエルによって勝手に併合された東エルサレムも同じです。
入植地の建設が進むと同時に、パレスチナ住民は激しい家屋破壊の被害に
あっています。

イスラエル政府はさっそく、今回のフリーダムガザ運動への攻撃に対し、
いろんな言い訳を始めています。「活動家たちが斧やナイフや棒で襲って
きた、船の中から武器が見つかった、フリーダム・ガザ運動側が実弾を
発した、挑発してきた」等。そんな見え透いた言い訳が通るはずがありま
せん。覆面をして船に乗り込んできたイスラエル兵たちの映像を観るだけで、
挑発うんぬんの言い訳が嘘だということがはっきりするにもかかわらず、
ここまで厚顔な言い訳をするとは。

イスラエル政府は世界で徐々に盛り上がってきているBDSキャンペーン
(ボイコット、イスラエルからの資本の引き揚げ、イスラエルへの
制裁を求める運動)に敏感に反応し、脅威に思っています。そのなかで
今回の攻撃が起きたと考えるのが自然でしょう。占領者はそれに反対する
人々を怖がっているのです。脅威に思うのなら、さっさと占領をやめれば
いいのです。

今回の事件を含め、私(たち)は、イスラエルによる国際人権法・人道法
にすら違反する不正義(犯罪)をただし、責任をとらせるよう、動かなければ
なりません。

一刻も早くガザに対する封鎖が解かれるようイスラエルにプレッシャーを
かけるだけでなく、パレスチナが解放されるよう、運動を進めていかな
ければならないと思います。

そうしなければ、占領下で殺されたシャヒードも、ガザ・フリーダム運動
に参加して亡くなったシャヒードたちも浮かばれることはありません。

ロンドンでは緊急抗議デモが予定されています。ヨルダン川西岸地区でも
各地で抗議行動が計画されています。ヨルダン川西岸地区の壁の建設に
よって大きな影響を受けているビリン村の人民委員会の委員長から世界中で
抗議行動を行うようにと呼びかけるメールが届きました。

パレスチナで起きていることを多くの人々に知らしめるとともに、イスラエル
大使館、イスラエル政府に抗議することが求められています。また、同時に
日本政府にもイスラエルの占領や軍事攻撃に抗議するよう呼びかけていきたい
と思います。

今こそ連帯を。パレスチナ解放を求めて。

長いメールになりました。失礼します。
清末愛砂 拝
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by nonukusandmd | 2010-06-01 00:05 | イスラエル・パレスチナ関連
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「ミサイル防衛(MD)」や「軍産複合体」の終焉をめざして、動向をウォッチ、反対の声を発信します。在日米軍・日米安保やイスラエル・パレスチナ、チェチェン関連などの動きも一部カバーしています。


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